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漢字の話

漢字は日本語の中で重要な働きをしているが、これは昔中国で造られたものである。しかし、一時にできたのではなく、字体が決まり、字数が増えるのには、長い年月がかかった。これらの漢字の一字一字はどのようにしてできたのだろうか。



① 象形文字


五・六千年前、中国では既に絵文字が使われていた。物の形を簡単な絵で書き表したのである。これが長い間に書きやすい単純な形に変わっていき、象形文字が生まれた。「日・山・川・木・馬・車・子」などがそれである。


② 指事文字


具体的な形のないものは象形文字では表せない。そこで、「一・二・三」のように横線の数で数量を表したり、「上・下」のようにそれぞれ「一」の上下に・を加えて位置を示したりした。これらを指事文字という。


象形文字と指事文字は字数は少ないが、それを基にして別の漢字が沢山造られている。


③ 会意文字


二つまたは三つの漢字を組み合わせて、別の意味を表す漢字を造った。それを会意文字という。例えば「木」を二つ並べた「林」、三つ合わせた「森」などは同じ文字を組み合わせた会意文字である。違う漢字を組み合わせた会意文字には「男」(田で力を出して働く者)や「鳴」(鳥の口から出る声)などがある。


④ 形声文字


二つの漢字を合わせて、一方で大体の意味を示し、一方で音を示すようにした。これを形声文字という。例えば、「洋」という漢字は「氵」(水)で水に関係のある意味の文字であることを示し、「羊」で「ヨウ」という音を示している。漢字全体の約九割はこの形声文字である。




漢字はもともと中国で造られた文字であるが、日本で新しく造った文字もある。これは国字といわれている。「峠」(山の上り下りの境)や「働く」(人が動いて仕事をする)などの漢字は国字である。これらの国字は「和語」(大和言葉)を書き表すために造り出した文字である。だから、訓読みだけで、音読みの無いのが普通であるが、なかには「労働」の「働」のように音読みのある国字もある。これは形声文字では「働」という漢字の「動」の部分が音を表すと考えられるからである。